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blog【院長ブログ】経鼻内視鏡のデメリット

2022.11.08

上部内視鏡検査(胃カメラ)には従来の口からカメラを挿入する経口内視鏡と、鼻から挿入する経鼻内視鏡の2種類があります。経鼻内視鏡は経口内視鏡と比べて「オエッ」となる嘔吐反射がほとんどないため、楽に検査を受けることができます。

上部内視鏡検査(胃カメラ)において経口検査は、口からスコープを挿入して行います。この経口検査では、軽い鎮静剤を用いた苦痛がほとんどない内視鏡検査も可能。嘔吐反射が強い方や、以前受けた経口検査で苦しい経験がある方には、鎮静剤を使用した内視鏡検査がおすすめです。

経口内視鏡のメリット

経鼻検査に比べるとスコープが太いため、明るいライトで鮮明な画像を得ることができ、短時間に精度の高い診断を受けることが可能に。
鎮静剤を使用する内視鏡検査であれば、痛みや苦しさなく検査を受けられます。
嘔吐反射が気になる場合、細いスコープを使うこともできます。

経口内視鏡のデメリット

悪心などの副作用が起こる可能性があります。
ウトウトした状態になるため、検査中の記憶が残らないことがあり、検査後に、自動車・バイク・自転車などの運転はできません。
検査後、しばらくお休みいただく必要があるため、院内滞在時間が長くなります。

経鼻内視鏡

上部内視鏡検査(胃カメラ)の経鼻検査は、鼻からスコープを挿入して行います。経鼻検査で使用する内視鏡スコープは、直径はわずか5~6mm程度ですので経口内視鏡に比べてかなり細くなっています。

経鼻検査では鼻からスコープを挿入するため、触れるとオエっと強い嘔吐反射を起こす舌の根本にスコープが触れることなく検査ができますので、楽に検査を受けることができます。

経鼻内視鏡のメリット

嘔吐反射の強い方でも楽に受けることができ、内視鏡スコープ自体が極細なので、検査中の違和感も軽減されます。
検査中にその場ですぐに医師と会話ができます。
検査後も運転や細かい作業、お仕事などに影響がありません。

経鼻内視鏡のデメリット

鼻腔が極端に狭い場合や、鼻の疾患がある場合には、行えない場合もあります。
内視鏡が細いため、経口検査に比べ検査の所要時間が少し長くなります。
経口検査と比べ画質が少し劣るため、より精度の高い検査を短時間で受けたい場合には経口検査がおすすめです。

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