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01内視鏡検査の苦痛を抑えるために、どんな取り組みをされていますか？

胃カメラ検査では鼻からの検査(経鼻内視鏡検査)、大腸カメラ検査では鎮静剤なしでの検査を基本としていますが、ご希望に応じて鎮静をかけて検査を行うこともできます。

胃カメラ検査の苦痛が心配でしたら、経鼻内視鏡検査は試してみる価値のある検査だと思います。
当院で胃カメラ検査を受けられた方の9割以上が「口からの検査よりも楽だった」とおっしゃっていて、次回も経鼻内視鏡検査をご希望になられています。

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02胃カメラ検査では鎮静剤は使用していませんか？

経鼻内視鏡検査でも、嘔吐反射が強い方は内視鏡が喉を通るだけでも吐き気を催す場合があります。
また鼻が曲がっている方や、鼻腔が狭くて内視鏡を入れると痛むという方には、口からの検査(経口内視鏡検査)をご提案して、その際に鎮静剤の使用をご案内しています。
患者様のご希望や内視鏡の検査歴などをおうかがいして、口または鼻から検査するか、鎮静剤を使用するかどうかをご相談させていただいています。

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03大腸カメラ検査は特に「苦しい」というイメージが強いですが？

大腸カメラ検査では基本的に鎮静剤は使用しません。
鎮痛剤や鎮痙剤(※腸の動きを弱める薬)を組み合わせて苦痛を抑えるようにしています。
ただ、以前、大腸カメラ検査を受けられてとても痛かった方、鎮静剤なしだと怖くて受けられないという方には、ご希望に応じて鎮静剤を使用するようにしています。

鎮静剤を使用すると、検査後、1時間以上の経過観察が必要になります。
それに対して鎮痛剤なら、極端な話、検査後10~15分程度でご帰宅いただけますし、お車を運転して帰ることもできます。
そこは患者様のご希望次第なので、その方が望む形で検査を実施するようにしています。

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05その他、楽に内視鏡検査を受けてもらうための工夫は？

胃カメラ検査、大腸カメラ検査の両方で炭酸ガス送気装置(UCR)を使用しています。
従来は空気を送気して食道・胃・十二指腸・大腸を拡げて観察しやすくしていたのですが、腹部の張りなどの不快感がともなうのがネックでした。
炭酸ガスは吸収が早いので腹部膨満感などの不快感が緩和でき、よりスムーズで苦痛を抑えた検査が可能になります。
特に胃カメラ検査を受けられた方から「お腹が張った感じがしない」と好評です。

あと、大腸カメラ検査では事前に下剤を服用していただく前処置が必要になりますが、便秘の方はこれに時間がかかることが多いです。
当院では便秘外来も行っているので、こうした方に事前にきちんと治療を行って楽に前処置していただけるようにしています。

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06胃カメラ検査と大腸カメラ検査を1日で受けることはできますか？

胃カメラ検査と大腸カメラ検査の同日検査は可能です。
ただし、ご予約の状況によっては少し時間がかかる場合があります。
また平日だけでなく土曜日も検査を行っていて、日中なかなか時間がとれない方のために、月曜日から土曜日までの朝7時半から胃カメラ検査を行っています。
8時までに検査を終えて、検査結果の説明が受けられるので、出勤前に受診していただけます。

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07ピロリ菌の検査・除菌、大腸ポリープ切除などは行われていますか？

胃カメラ検査と同時にピロリ菌検査を受けていただけて、陽性だった場合、除菌治療も行っています。
ピロリ菌に感染していると胃がんリスクが高まりますので、積極的に除菌治療を受けていただきたいです。
ピロリ菌の除菌は条件を満たせば2回まで保険適用で受けられます。

大腸ポリープにつきましても、内視鏡検査時に発見した際、大きさや種類によってはその場で切除することが可能です。
もちろん、入院なしで日帰りで切除できます。

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08導入されている内視鏡システムは？

NBIを搭載したオリンパス社製の高性能な内視鏡システムを導入しています。
モニターも4Kのものを採用していて、今まで以上にポリープや腫瘍が見やすくなっているので、小さな病変も見逃さない精密な検査が可能になっています。

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09他院から専門医を招いて大腸カメラ検査を行っているとお聞きしましたが？

月2回、総合病院の内視鏡専門医を招いて、精度の高い専門的な大腸カメラ検査を実施しています。
こちらの先生は大変有名な方で、検査技術の高さはもちろんのこと、大腸カメラ検査に関する最新の情報をお持ちなので、それが当院の検査のレベルアップに繋がっています。

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09これから内視鏡検査を受けられる方へメッセージをお願いします

当院では胃がん・大腸がんの早期発見に力を入れていて、そのために欠かせない胃カメラ・大腸カメラ検査を行っています。
できるだけ苦痛を抑えて検査を受けていただけるように、鼻からの胃カメラ検査(経鼻内視鏡検査)や鎮静剤を使用した大腸カメラ検査などの検査体制を整えています。
こうした消化器の検査だけでなく、生活習慣病の治療も絡めることでお体の健康をトータルに診させていただきますので、気になる症状がある時はお気軽に当院へご連絡ください。