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blog【院長ブログ】経鼻内視鏡検査について

2022.09.06

経鼻内視鏡検査について

経鼻内視鏡検査はなぜ苦しくないのか?

口ではなく鼻から検査機器を挿入する経鼻内視鏡検査は、下記のメリットがあります。

●鼻からの場合は舌の付け根にふれないので、嘔吐が起きにくく負担が少ない
●検査中に会話が出来る
●麻酔に用いる薬が少量であるため、体への負担が少ない

経鼻内視鏡検査の流れ

問診

内服中のお薬や薬のアレルギー、持病など、検査前にお聞きします。

安全のため、検査前に以下の項目が当てはまる場合は担当医に事前にご相談ください。

●血の止まりにくい薬(ワーファリン、バッファリン)を飲んでいる。
●歯の治療で麻酔(キシロカイン)で具合の悪くなった事がある。
●高血圧の薬を飲んでいる。
●不整脈と言われた事がある。
●狭心症、心筋梗塞、その他の心臓の病気を患っている、または経験がある。
●緑内障と言われた事がある。
●前立腺肥大がある。
●糖尿病でインスリンを服用している。

経鼻内視鏡検査の前日

検査前日は食事を午後9時ごろまでに済ませ、検査終了後まで食事は控えてください。お水は飲んでも構いません。

経鼻内視鏡検査の麻酔(前処置)

①「ガスコン水(胃の洗浄水)」を飲み、胃の内部カメラで見やすくするためにきれいにする。
②カメラを挿入する際に患者様の負担軽減のため、点鼻薬「プリビナ液(血管収縮剤)」を左右の鼻腔に2~3回噴霧し、鼻腔を広げる。
③空気の通りの良い方の鼻腔を決めてもらい、通りの良い方にスコープを挿入。
④スコープを挿入する側の鼻腔に表面麻酔薬(キシロカインビスカス2%)を注入。
⑤麻酔薬を塗布した太さの違う2本のスティックを細い方から挿入し、その後、太いスティックを挿入することで内視鏡の疑似挿入を行い、負担を軽減する。

経鼻内視鏡検査中

前処理により麻酔が効いているので、内視鏡を鼻から挿入しても多少の違和感はありますが、痛みは殆ど無く安心して検査を受けられます。
検査は食道、胃、十二指腸と順番に進めていき、検査中のモニターを医師と一緒にご覧頂き、説明を受けながら会話が可能です。

経鼻内視鏡検査後

●眠くなる麻酔は使用しないため、検査後はすぐに帰宅できます。
●検査後に麻酔が完全に抜けるまで、飲食は検査後1時間、お酒、

タバコなどの刺激物は当日控えましょう。
●眠くならない麻酔を使用していますが、検査後2時間は念のために車の

運転は避けましょう。

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