胃カメラ検査
胃カメラ検査が必要なとき
胃カメラを受ける理由は大きく分けて
①症状がある場合は、その原因を調べて適切な治療を行えるようにする
②がんなどの治療が必要な病変を早期に発見して適切な治療を行えるようにする
③指摘されいてる病変に変化がないかを経過観察する
以上の3つになります。
胃カメラでできること
「胃カメラ」は、正式には「上部消化管内視鏡検査」といいます。
上部消化管とは口から十二指腸までのことで、胃カメラでは胃だけでなく、のど(咽頭・喉頭)から、食道・胃・十二指腸までを観察することが可能です。
粘膜の色の変化や凹凸など性状を直接観察できるので、多くの情報を得ることができ、がんの早期発見に有効です。また、異常所見があった場合、生検(組織の一部を取ってくる検査)を行うことで確定診断をつけることもできます。
胃カメラを楽に受けるコツ
胃カメラを受けるときは、できるだけリラックスして体の力を抜いて受けましょう。検査時には誘導させていただきますのでご安心ください。
一番楽に受けられる方法は検査時に麻酔薬を使用すること。適切に麻酔薬を投与することで、ほとんどの方が極めて楽に検査を受けていただくことが可能です。
検査後の注意事項
のどの麻酔は一時間程度で切れます。そのため検査終了後1時間たってから、
水を少し飲んでむせがないことを確かめて食事をとるようにしてください。
麻酔薬を使用した日は車などの乗り物の運転や、高所での作業などはなさらないようにしてください。
生検(組織の一部をつまみとって病理検査に出すこと)を行った場合は、
まれに出血をすることがあります。ふらつきなどの貧血の症状や真っ黒い便が出る場合にはご連絡ください。
今回のブログを読んでいただき胃カメラへのご理解が深まったでしょうか?胃カメラを受ける不安の解消に少しでもお役立ちできれば幸いです。