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thoughts院長に聞く患者様への思い
年1回の定期的な内視鏡検査を
40歳以上で一度も
受けたことがない方は
これを機会に是非、
一度当院へご連絡ください
皆様、どんなきっかけで内視鏡検査を受けられていますか?
胃カメラ検査では腹痛や胃の不快感などの症状、また健診のバリウム検査(胃透視検査)で異常を指摘されたなどをきっかけに検査を受けられる方が多いです。
大腸カメラ検査では血便や便潜血検査の陽性などをきっかけに検査を受けられる方が多いのですが、当院には肛門科もあるので、下血をきっかけにご相談いただくケースがよくあります。
下血などの症状がある時、内視鏡専門クリニックだと全員に大腸カメラ検査を行うのでしょうが、痔による出血なのか、大腸からの出血あるのか、胃や十二指腸などの上部消化管からの出血なのかなかなかわからないので、当院ではまず肛門鏡カメラで詳しく調べてみて、それで「これは痔による出血とは考えにくい」となった場合、大腸カメラ検査をおすすめするようにしています。
こうして症状の原因として可能性の高い方から除外していき、かつ残りの可能性も主観的に判断せずに、客観的な判断と患者様のご希望から内視鏡検査の必要性を検討していきます。
内視鏡検査だけでなく、肛門科の診療も行っているのが強みなのですね?
当院の肛門科ではデジタルの肛門鏡を導入しているので、患部を撮影し、患者様に実際の状態をご覧いただくことができます。
肛門科でもデジタルの肛門鏡を導入しているところはほとんどありませんが、実際に患部をご覧いただくことが患者様にとって大きなメリットで、安心・納得に繋がるものだと思っています。
どのくらいの頻度での内視鏡検査の受診をおすすめしますか?
基本的に年1回受けていただきたいです。
特にピロリ菌に感染している方・除去治療を受けたことがある方、大腸ポリープを切除したことがある方などには、年1回の定期的な検査を強くおすすめします。
あと、40歳以上の方でこれまで一度も内視鏡検査を受けたことがないという方がおられるなら、是非、一度は当院へご連絡ください。
内視鏡検査だけでなく
患者様の
お体のことをすべて把握して
全身的な健康をトータルサポート
消化器内科全般ではどんなお悩みが多いですか?
現在ピロリ菌は減り、胃がんも減少傾向にあります。
ですが、反対に増加傾向にあるのが逆流性食道炎です。
あと、内視鏡検査で異常が見つからないのに症状がある非びらん性胃食道逆流症、精神的なストレスが関与する機能性ディスペプシア、あとは自律神経から来る過敏性腸症候群、こうしたものが最近非常に多いです。
逆流性食道炎、また慢性胃炎や便秘、こうした消化器内科で診る疾患は実は“生活習慣病”のカテゴリーに入るもので、糖尿病や高血圧だけが生活習慣病ではないのです。
内視鏡検査だけでなく、内科的な生活習慣病の治療も絡めて、その方の全身的な健康がサポートできる、そんなトータルな診療を心がけています。
トータルな診療を行ううえで大切なことは?
日本ではかかりつけ医制度の定義がきっちりしておらず、お一人の患者様が色々な医療機関を受診していることが多いです。
そうなるとお薬の管理や症状のコントロールなどが難しくなり、複数の医療機関を受診しているうちに、どんどんお薬の量が増えるということも起こります。
当院では便秘外来も行っているのですが、糖尿病が原因で便秘が起こることもあれば、甲状腺機能低下症から便秘が来ることもあります。
またお薬が原因で便秘が起こることがあり、血圧のお薬も、カルシウム拮抗剤の長期内服は便秘を起こしやすいとされています。
こうしたことを考えた場合、食道・胃・十二指腸・大腸を単科で診療し切ることは難しく、患者様のお体のことをすべて把握していないとしっかりサポートできないと考えています。
診療科目の垣根を超えた診療が大事、ということですね?
あと最近は精神疾患を患っている方から、胃腸の不調や排便障害をご相談いただくケースが多く、これまで当院で診させていただいていたのですが、なかなか他の精神科・心療内科との連携が難しいため、2020年にメンタルケアを行う分院(※泉州メンタルケアクリニック Oasis)を作りました。
分院は岸和田駅前通商店街にあるのですが、クラウド型の電子カルテを導入して当院と分院とで患者様の情報を共有できるようにしています。
これにより血液検査の結果や投薬内容などが確認でき、連携がとてもスムーズです。
また当院は地域のかかりつけ医として内科診療も行っており、認知症の方を診ることもあるので、そうした方の受け皿としても分院を活用しています。