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diabetes糖尿病
糖尿病とは?
糖尿病とは、インスリン作用の不足により糖質代謝異常が起こる病気です。
β細胞の破壊によりインスリンが欠乏することで起こるⅠ型糖尿病と、インスリン作用の不足によって起こるⅡ型糖尿病に分けられますが、Ⅰ型糖尿病は全体の5%程度で、多くの方はⅡ型糖尿病に該当します。
糖尿病の原因は?
Ⅱ型糖尿病の主な原因は生活習慣の乱れで、食生活や運動不足などが発症に大きく関与します。
そのほか、遺伝的要因や加齢などが原因で起こることもあります。
こうした原因で糖尿病になり、進行を許してしまうと血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が高まって多飲・多尿や意識障害などの症状が現れ、さらに進行すると神経障害、網膜症、腎臓障害などの合併症が起こります。
どんな症状が現れる?
初期の糖尿病では目立った自覚症状は現れませんが、進行するにつれて次のような症状が現れます。
糖尿病の主な症状
- よく喉が乾く
- たくさん水を飲む
- トイレの回数が増える
- 尿の量が多い
- すぐに疲れる
- しっかり食べているのに体重が減る
- 足がつる
- 足がしびれる
- 目がかすむ
- 傷の治りが悪い
など
diabetes糖尿病の診断・治療
糖尿病の診断基準
糖尿病では次のような検査を実施し、血糖値に異常がみられた場合、糖尿病型となります。
- 随時血糖値:200mg/dL以上
- 早朝空腹時血糖:126mg/dL以上
- 75g経口糖負荷試験(OGTT):2時間値200 mg/dL以上
別日に再度検査を実施して、やはり糖尿病型だった場合、糖尿病と診断されます。
糖尿病の治療
生活習慣の改善が基本
糖尿病は生活習慣病ですので、基本的に食事や運動などの見直しにより治療していきます。
規則正しく栄養バランスのとれた食事、またウォーキングや水泳などの有酸素運動をアドバイスして、血糖コントロールをサポートしてきます。
効果が得られない場合には薬物療法
食事療法や運動療法だけでは十分な効果が得られない場合、血糖降下剤やインスリン注射などの薬物療法を並行します。
まずは血糖降下剤の内服で血糖コントロールをはかり、それだけではコントロールが難しいようであれば、インスリン注射の導入を検討します。