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blog【院長ブログ】血便がある

2024.02.07

血便の概要とその種類

血便とは便に血液が混じっている状態を指します。血便は目で確認できる黒色や赤色の便もあれば、便潜血検査でのみ確認できるものもあります。血便の主な原因には痔、胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、大腸がんなどがあり、消化器系や直腸、肛門の出血が原因です。

血便には以下の主な種類があります

鮮血便:肛門や直腸など、身体の下部からの出血によって起こる血便。
粘血便:粘液に血液が混じった血便で、潰瘍性大腸炎や食生活の乱れ、腸内細菌叢の変化などが原因とされています。
タール便:消化管で出血した血液が便に混じって黒っぽく変色した便。

血便の主な原因

血便の主な原因には、食中毒、痔、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、大腸がんなどがあり、これらの疾患はいずれも血便を引き起こす可能性があります。特に、大腸がんは早期発見が重要です。 

血便が見られた場合、便潜血検査や大腸カメラ検査が行われることがあります。便潜血検査は肉眼では確認できない少量の血液が混じっているかを判定するためのものですが、必ずしもすべての病変を検出できるわけではありません。大腸カメラ検査は大腸の状態を詳細に観察でき、疾患の診断に有用です。

血便の治療は、その原因に応じて行われます。痔の場合は局所治療や食生活の改善が、潰瘍性大腸炎や大腸がんの場合は、より専門的な治療が必要になります。重篤な原因が疑われる場合は、早期にクリニックで適切な検査を受けることが勧められます。

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